美味い珈琲は人生の至福。

johanne2004-02-05

3時間かかって書いた文章を操作ミスで消してしまい嗚咽。おそらく無意識の「徹夜で書いたラブレター警報」がそうさせたのだと無理やり納得。個人批判と受け取られかねない表現もあったし。自己批判こそすれ、現状では誰かとやり合う気力がないので、まぁよしとする。

近況。

中京地域の某店に試験導入されたパチンコ機「CR海物語M58」の取材で名古屋近郊に出かける。結果は惨敗。実戦費まで貰って臨んだのに情けない。5回転までの確変突入率100%、奇数絵柄95回転、偶数絵柄65回転の時短付きというスペックは、以前の保留玉連チャン機を再現しようとしたのだろう。229.5分の1という確率ほどには当たらないが、展開次第では小勝ちは望める。ジグマパチプロ御用達という感じ。流行るかどうかは疑問。新宿某店にも今週から導入されたらしい。

「連絡網AMI・同人班」の交流会にも参加させていただきました。いきなりネガティブモードでご迷惑をおかけしました。ひねもすのたりさん責任編集で「ふたなり本」、はやぶさ真吾さん編集で「制服本」を企画中とのこと。うぉぉ、俺も描かせてくれ!

今月号の「桃姫」から始めた短編連作は「DewProcess of Love」という副題がつきます。「公正な手続き」をキーワードにしようかと。頑張ってエロくします、なるたけ。

珈琲よもやま。

ついに珈琲豆を買う余裕もなくなり、先月からインスタントコーヒー生活に突入。さんざん吟味した結果、価格は厳しいがネッスルの「香味焙煎」ならば耐えられるという結論。インスタント特有の下品な酸味が無く、ブラックでも辛うじて飲める。

そもそも、インスタントコーヒーというのはインスタントラーメンと同類で「似て非なる存在」である。元々は規格外のクズ豆を使っていたという。通常流通している珈琲豆ではコスト的に割に合わない。ってか、かつての「プレジデント」とか「グランデージ」って、バカ高いくせに所詮インスタントだもの。今ならレギュラーコーヒーの方が安くて美味いのがざらにある。「香味焙煎」はディスカウント店で詰め替えを買うとまぁ、常識の範囲。

深煎りのヨーロピアン、イタリアン、フレンチ、エスプレッソ系統が好みの僕にとって、日本人の珈琲の嗜好は理解に苦しむ。いわゆる三大ブランド、ブルマン、キリマン、モカの売りは「香りと苦みと酸味のバランス」だそうだが、ヘビーユーザーにとって「酸味」は百害あって一理無し。ただでさえ急激に酸化するレギュラーコーヒーを一杯ずつ淹れるなんて優雅な真似はとても出来ない。アメリカンなんてアンタ、所詮紅茶の代用品ですよ。良くある誤解で「アメリカンの方が胃に負担がかからない」なんて大嘘ですからね。浅煎り豆はタンニンなどの不純物が分解されないので逆に胃に悪い。一番ヘルシーなのは深煎り豆を高圧で抽出するエスプレッソだって知ってましたか?カフェオレなら大丈夫ってのも忘れてください。牛乳で胃粘膜を保護したいなら牛乳だけ先に飲むしかないですからね。とにかく巷間に溢れる珈琲知識は嘘だらけ。UCCとキーコーヒーの陰謀ですかねありゃ。

あぁくそっ!何か腹立ってきた。スタバのエスプレッソのケチくさい分量とレギュラーの不味さにはいい加減辟易する。近所に「セガフレード・ザネッティ」が出来るのを切実に希望。金があったら神田伯剌西爾の「ペルー・チャンチャマイヨ」を宅配で頼むか、山本珈琲店で「ニカラグア・マラゴジベ」の生豆を仕入れて自宅でローストするか、そんな贅沢してみたい。ってか時代はフェアトレードだもんな。中米の無農薬農園と契約するか!……現実には、高円寺金古園で100g190円のフレンチ・コロンビアが買えるなら充分なんですけど。

まだ言い足りない。皆さん、美味いコーヒーを淹れたいなら、ペーパーフィルター方式が実は妥当なんです。もっとも適しているのはネルドリップですが、ネルの手入れは素人にはかなり難しい。ダッチコーヒーはとにかく時間がかかる。エスプレッソは大量に淹れられない。サイフォンは見た目が面白いだけで、珈琲豆の特性から考えると非合理的。ましてや、イスラム圏の直に豆をぶち込む珈琲やアメ公が粋がるパーコレーターは何を考えているのかと小一時間問いつめたくなる。

要は、豆の鮮度管理と抽出時の湯温やタイミングに気をつけさえすれば、誰でも美味いコーヒーが淹れられます。こうした蘊蓄は、大学時代に通っていた高崎の「大和屋珈琲店」のご主人に教わりました。20年近く前、上並榎のバラック小屋で上等の炭焼珈琲を売っていた大和屋さん、今や自社ビル構える北関東の一大チェーンですって。

その大和屋珈琲店仕入れた豆で、オリジナルアイスコーヒーの作り方を研究してました。大学にも行かず。当時、友人の家に残したそのアイスコーヒーを飲んだサンプラザ中野さんが
「こんな美味いアイスコーヒーを飲んだのは初めてだ!」
と絶賛されたそうです。てへ。

製法を知りたい方はそのうち、耳打ちしてください。