「平和の祈り」
夏コミブースに来訪してくださった方々に、改めて御礼申し上げます。辛抱強く新刊チェックに通ってくださった方々には、コメツキバッタのごとく平身低頭です。書店委託が確定しましたら、改めてご報告します。
肉体労働と単行本作業に没頭する中、更新が滞っていることに忸怩します。落ち着いた時点で、まとまった意見を述べさせていただきます。今回は一点のみ。
僕にとって、最も大切なカトリックの祈りを紹介します。ここ10年で祈祷文の口語訳が促進され、原典を発掘するのに苦労しました。日本カトリック教会の大衆化路線には正直やりすぎ、阿りすぎという違和感が拭えません。仏教が経典を口語訳しますか? 平易であると言うことの代償に、本来の意味を損なうことがあってはならないと思うのですが。
「アッシジの聖フランシスコによる『平和の祈り』」
あゝ主よ 我をして御身の平和の道具とならしめ給え
我をして 憎しみある処に愛をもたらしめ給え
争いある処に赦しを 分裂ある処に一致を
疑いある処に信仰を 誤りある処に真理を
絶望ある処に希望を 悲しみある処に歓びを
闇ある処に光をもたらしめ給え
あゝ主よ 我をして慰めらるゝを求めずして慰むることを求めしめ
理解さるゝことよりも理解することを
愛さるゝことよりも愛することを求めしめ給え
そは我らは自ら与うるが故に受け 赦すが故に赦され
己が身を棄てゝ死するが故に永遠の生命を得るものなれば也
アッシジの聖フランシスコについて知りたい人はこの映画を。
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