こんなにも、世界はみにくい。

johanne2004-11-21

ここ一ヶ月ほど、悩んでいたクイズがあった。「なぜ、小泉政権は拙速な『日朝国交正常化』に拘るのか?」国民の目線を誰よりも気にするこのポピュリストが、深刻な拉致問題への怒りの声をスルーして国交正常化に邁進するのは、週刊文春が言うような「名声欲」が理由じゃないのははっきりしている。こういったとき間違いないのは、そこには「利権」が存在するからだが、その「利権」が何なのかわからない。「砂利」はコストからしてあり得ないし、「シャブ」は小商い過ぎる。

ってな話を北朝鮮経済の新書を編集している友人に訊いたら、キレイな回答が戻ってきた。

「それはね、『日朝国交正常化』で生じる『賠償金』を一旦金正日政権に支払って、そのカネをゼネコンが受注する形で還流する『マッチポンプ特需』を狙ってるんですよ。」

つまり、戦後に台湾やインドネシアでやった「開発独裁」を利用した「特需」であり、未だにお盛んな「ODA利権」のでっかいのをまた狙っている、と。

拉致被害者の奪還も、北朝鮮民主化も金儲けの隠れ蓑ですか、いや、さすがだ、小泉政権。その他にも香ばしい話をいっぱい聞きました。「経済制裁が無意味な理由」とか、「外務省がいつになく必死な理由」とか。リクエストがあれば、又聞きですがお話しします。