小泉ハリケーン一過。

johanne2005-09-12

小泉純一郎は極めて「野党的」な政治家だと感じた。今回の自民党の戦術は、かつて野党が仕掛けた戦術にそっくりな気がするからだ。だとすれば、極めて危うい、不安定な「歴史的大勝」なのかも知れない。

小泉は「あと一年で辞める」と言っている。これまでの事実から判断して、この発言を翻すことはなかろう。だとすれば、「郵政民営化」の先に山積する課題の大半は放棄する気だろう。小泉純一郎の後釜は、とてつもなく厄介な仕事を押しつけられる。その貧乏くじを引かされる「次世代のリーダー」って、誰なの?


「マンガ表現規制反対運動」の中でお世話になった候補の落選情報が続く中、それこそサプライズな「朗報」は未明に舞い込んだ。

http://www.asahi.com/politics/update/0912/013.html
自民党が「勝ちすぎた」おかげで、個人的には最も信頼してきた保坂展人議席が舞い込んでくるという皮肉でも、この際素直に喜びたい。誤解を恐れずに言えば、民主党本多平直候補が落選してしまった現在では、保坂は「マンガ表現規制反対運動」にとってかけがえのない「積極的な理解者」の議席を死守してくれたことになるからだ。

絶望などするか。もっとタフにならなきゃいかんのだ。