「仕事したくない病」の正体。

johanne2003-11-05

今年の春先以降、月産16〜40枚という寡作状態。生活は見る見る逼迫し、生命保険の解約や仕事場の縮小まで検討する。原因は病。「仕事したくない病」と書いたが、そう単純ではなく、アイデアはあったり、仕事のヒキもあったりするのに、ネームの段階で思考回路が混線し、些細な整合性にこだわってドツボにはまる。あるいは、アシスタントを待たせている状態で、枠が切られた原稿用紙の前でホワイトアウトして3日間。とか。今年に入ってつごう3〜4回原稿を落とす。

2日の日記の最後にある「自律神経失調症」「不定愁訴」「仮面鬱病」に加え、「男性更年期障害」も疑ってみたり。事実、高血圧は深刻だったり。内科も心療内科心理療法鍼灸も漢方もやっている。導き出された結論は、本日のテーマの通りである。

自分を評価する意見より、誹謗中傷が気になって落ち込む。人事を尽くして天命を待てず、描く前から評価を気にして、結果的に中途半端な出来になる。リラックスすることを拒否するかと思えば、無意味に時間を消費したりする。風邪を引くとわかっていても体を冷やす。大した意味もなく。すべての行動が自滅の方向に誘導されるのは、誰かの謀略なんかじゃなく、自らが呼び込んでいるのだ。

わかってきたぞ、自らの精神に潜む敵の正体が。解決法は一つ、成すべきことをなす、究めて合理的に、自らを幸せにする素直な欲求に忠実に。