逆恨みは逆恨みであってルサンチマンとかそーゆーきれいなもんじゃねぇんだな、これが。

目立つからいかんのだろうか。がなるから嫌われるんだろうか。口性ないから恨まれるんだろうか。全部あたり。そうやって自分を責めたり落ち込んだりすれば、逆恨み団は無制限に増殖していく。逆恨みの動機は様々でも、ある種の接着剤があればいかにも合理的な理由づけが完成し、全ての謀略は正当化される。ウェブはこのテの連中にとってめちゃめちゃ親和性が高いツールだと思う。

ルサンチマン」の語源は中世以来のユダヤ人に対するヨーロッパ民衆の鬱屈と差別心だと聞いた。ってことは日本語で言えば単に「逆恨み」なわけだが、そのように使われることは少ない。でもやっぱり、そんな高級な含意のある言葉ではないんだろう。

前置きが長いが、ここしばらく続いていた「逆恨みの枢軸」によるネガティブキャンペーンについて、ようやく全貌が把握できたのでこの話題を解禁した。匿名掲示板での自作自演と自前の掲示板での情報操作を駆使して攻撃していた連中は案外マヌケで、リモホで特定できる足跡を残していた。数名の逆恨み野郎は、特定の利益団体の権益を守るために動いていた工作員に乗せられて、足抜けできない状態にさせられて個人攻撃を続けざるを得なくなったのだ。哀れ。

もはや理屈も糞もない。件の「ラブレター」まで攻撃のネタに使う始末。あのラブレターを「お世話になった友党に対する裏切り」と解釈するに至っては、読解力がないか難癖か、いずれにしても馬脚を現してしまう。断末魔にあえぐ逆恨み団に対して、申し訳ないが、なんの手もさしのべることはできない。人を呪わば穴二つ。いや、いい経験をさせてもらいました。

とかく理屈が先走り、脊髄反射で推敲もしないテキストの応酬となるウェブの世界では、論理の整合性や合理性に惑わされるし、最初の印象で誤った判断を下してしまったら、そこから軌道修正するのは難しい。「リテラシー」というものは、非常に高度な技術だと思う。日常生活でそのアンテナを維持し続けることは、四六時中気が休まらない結果を生むからねぇ。

よく冗談で話すのだが、革マル派なんかが本気でネットに参入してきたら、格好の草刈り場だと思う。幸いにしてこうした謀略党派はシミュレーションした結果、自縄自縛で介入を断念しているそうな。平たく言えば、自分でしかけた謀略と敵の謀略と内部からの謀略の区別が付かなくなって、疑心暗鬼で崩壊するのが目に見えているから。独裁政治の基本は情報統制だというのはかの国で証明済みだが、その部分を一定売り渡しても体制を維持できている中国というのが、実は一番やっかいなんだろう。いや、ホント、マジでやばいのは中国共産党ですよ。偶然にもその一端をかいま見た経験については、そのうち書きます。