喫煙者の敗北に学ぶ。

ガムタイプの噛みタバコ「ファイヤーブレイク」を探したが見つからず。嫌な予感的中。先日、嫌煙団体*1が抗議したことを受けて、小田急あたりは速攻で撤去したらしい。

この「嫌煙ファシズム」はどこまでいくのだろう。噛みタバコなんて、禁煙地区が拡大している現状では、喫煙者と嫌煙者の妥協点としてはアリだったはずだ。確かにタバコは健康に悪い。しかし、いまさかんに喧伝されている「タバコ害悪論」には、どうもまやかしがあるような気がしてならない。

受動喫煙」と「自動車の排気ガス」のどちらがより大気を汚染するのか?なんて議論すらもう存在しない。実は、もうすでに勝負は決してしまっているのだ。すべては、この活動が始まった初期の段階で喫煙者やメーカーが全く対策をとらなかった結果である。実際、議論が白熱したフランスなどでは、いまだに喫煙者の権利はある程度守られていると聞く。戦わなかった結果、大きな声に従わざるを得ない……その敗北は、僕らの「マンガ規制反対運動」にとって大きな教訓となる。

適切な比喩ではないかもしれない。けれど、僕らにとっての正論が批判者にとっての暴論であるという構造からは、もっと真摯に、もっとねばり強く声を上げていく必要を受け止めなければいけないと思う。普遍的な理屈だ。「地下に潜って戦え」なんて脳天気な詭弁を弄する人は、禁煙地区で喫煙するひねくれ者の哀れな姿を想像するといい。

僕はとりあえず「ファイヤーブレイク」の並行輸入を考えます。