ますますサヨクが嫌いになりそうです。

いつものことと言われてしまいそうだが、酒席でまた、トラブってしまった。最初は和やかな会話だったが、初対面の男が絡んできた(というのは僕の主観だが)。宗教の話から、いつの間にか床屋政談に発展し、中東情勢に踏み込んだ。

「『メイド・イン・USA』のテロ組織であるアルカイダビンラディンがあたかもイスラムの代弁者づらして自爆テロを演出するのは許せない」と話した僕の顔をにやにや眺めながら
イスラムには俺らには計り知れない絆とか、掟があるんや。望んでそうしてるかもしれないで。」などと挑発する。
「じゃああんたも俺も同じじゃないか?何で日本人がイスラムの絆だの掟だのを訳知り顔で語れるんだ?」
「俺は実際にパレスティナに行った。そこで見てきたんや。」
「日本人観光客如きに彼らが本音を語るかな?」などというやりとりの果てに
「あんちゃん、俺は屠場で働いてるんや。だからわかる。」

出たな、「被差別者選民思想」。その台詞を吐けばサヨクはたじろぐって寸法かい。
「それが何の関係がある?!女子供に爆弾背負わせる組織に大義なんて無い!」思わず手が出てしまって退場処分。せっかくの宴を台無しにしてしまい反省しきりだが、そのやりとりに関してだけは、謝罪したくない。その辺は、僕の内心にある地雷原だから、それ相応の覚悟をして欲しいのだ。



イスラエルを、シャロンを庇う気なんて毛頭ない。そんな日本人は狂信的アメリカ追従者か「キリストの幕屋*1かクリスチャン・コアリション*2関係者くらいだろう。かといって、はした金で子供に爆弾を持たせる組織や、「自爆すれば殉教者だ」と説教する聖職者の行為を、少なくとも、遠い異国にいる人間が「共感する」などということは妄想に過ぎない。そんな方々は今すぐ義勇兵に志願してとっとと自爆してください。

イスラエルに暗殺されたヤシン師は、かつては穏健派だったそうだ。ハマスパレスティナで絶大な人気がある。自爆テロの実行者遺族を手厚くケアしていると聞く。それは美談だろうか?侵略者イスラエルというが、元はといえば彼の地に彼らを送り込んだ「帝国」はどれだけの責任を負っている?

全てが、軍需産業による兵器の実演ショーかもしれないぜ?そう考えたところで、シニカルに笑ってみせるミリヲタとは違うと叫びたくても、やはり、何も変えられない。せめて、こんな絶望的な状況の中で、「戦わない」という選択を貫こうとするぎりぎりの理性が、双方の勢力に存在するという事実だけが救いだ。

*1:「日ユ同祖論」を掲げるキリスト教系カルト団体。統一協会よりマイナーだが、シオニストとの政治的関係が深く、極右謀略団体としては隠然たる勢力。「新しい歴史教科書を作る会」の地方組織を構成しているとも噂される。
http://www.makuya.or.jp/

*2:http://www.geocities.com/kubozemi10/mkubota.htm