職場改造第一陣終了…

johanne2004-07-26

二軒続きで借りていたアパートの住居部分を閉鎖し、資料類や原稿、古いが捨てられないマンガやビデオを書庫代わりの四畳半に移動する荒技。友人の手も借りて、ようやく半分済んだ。腰がガタガタ。マンガで食えなくなってもドカチンで鍛えた腕はあるさ…等と甘い見込みをしていた自分に現実は過酷だ。

そのときの雑談でひとしきり話題になっていた黒咲一人「55歳の地図」(週刊漫画ゴラク)を読み、慄然とする。「ハスラー・ザ・キッド」の作者が漫画家としてのすべてを清算し、遍路の旅に出る。まんだらけで原稿は売れず、可燃ゴミとして廃棄される。そうだ。これが現実だ。自分も今、そのとば口に踏み込んでいるのかもしれない。

黒咲は気づいた。気づいたから、何かを取り戻そうと踏み出した。繰り返し肝に銘ぜよ。気づけば、可能性はある。気づかなければ、怨嗟の言葉しか残らない。気づいているのに認めなければ、六道地獄を彷徨い続ける。これは、現役漫画家に対する問いかけでしょう。僕は、あなたは、どうしますか?



そんなことをつらつらと考えている端から、「建造物侵入」容疑で四人逮捕、との情報。サヨクのノーテンキも困ったものだが、捕まえる警察側の意図も見え隠れして気分が悪い。何でこの国の人間はこんなにも不寛容になってしまったのか?余裕がないのは金がないからか?そういうことじゃあるめぇよ。たぶん。