1995年。

今日は、友人・みつたけしの命日。'80年代末「反天皇制全国個人共闘<秋の嵐>」を創設し、10年前、阪神大震災の救援活動にかけずり回っていた最中にバイク事故で急逝。彼の葬儀でばたばたしていた翌朝に、地下鉄サリン事件が起きる。あれから10年。確実に若者ではなくなった自分は、この10年を生き抜けてきたと胸を張って故人に言えるだろうか?世の中は確実に変わった。概ねぐだぐだな、正論が通じない緩やかなファッショ社会へと。誰も望んでいないのに、不安感と情緒志向の奔流の中で、なけなしの自由すら叩き売りされる社会。貧乏や揶揄は甘受しても、俺が俺である立場を引き渡すことだけは、断じて拒否する。必要ならば抵抗する。お前がお前であることを認めるために、せめて俺が俺であることに干渉するな。