「閃光のアーシュラ」台湾版、届いた!

johanne2005-10-12

3年ほど前にエニックス(現・スクェア・エニックス)の「Gファンタジー」という雑誌で連載していた「ウタリア戦記・閃光のアーシュラ」の台湾版が送られてきました。日本国内では初版4000部しか出なかった不遇の作品ですが、台湾では「マルクスガール」に続く2作目の翻訳版です。素直に嬉しいです。

マンガの海外出版というのは実入りも少なく、反響が返ってくることも希なのが実情ですが、日本人以外の読者にどんなふうに読まれたりするのか、想像するのは楽しいことです。いまはまだ、空想の域を出ない希望ですが、作家が直接海外へ売り込んで、ネットワークが広がっていくようなマンガの売り方があってもいいんじゃないかと考えています。僕のイカれた「偏向マンガ」を、たとえばドイツあたりのアナーキストが手にとって、何かが伝わったら、それこそ愉快痛快、そんな妄想で脳汁が充満しそうな勢い。



脳汁で思い出しましたが、僕の脳味噌はいいカンジで「特殊」なのだそうで。数年前、CTスキャンで「脳に影が写っている」と診断され、悲壮な思いで大学病院の精密検査を受ける事態に。MRI検査の結果を聞くと、医者はおもむろに

「影の原因はねぇ…右の前頭葉が生まれつき欠落していて、体液で隙間を埋めている画像ですね。」と。

ええ? するってぇ事は、あっしは字で書いたそのまんま「ノータリン」って訳ですかい? どおりでガキの頃から挙動不審だったって寸法だ。

おかげさまで様々、開き直ることが出来ました。ノータリンじゃしょうがねぇよ。……周囲がそれで納得して許容してくれるなんて都合のよい話も当然ないわけですが、本人的には万事OK!



物書きは何かが欠落していなければ、創造物で埋め合わせる欲求も起きてきませんから、いっとう肝心なパーツが足りないってことは、生涯埋め合わせる作業を続けられるって訳で。……などと自身に言い聞かせでもしないとどうにもこうにも、まさに今、ネタ枯れで悶絶している最中でして。

えぇまぁ、今からエロ妄想の燃料補給してきますわ。