アナキズムの衝動、ファシズムの誘惑。

johanne2007-06-16

竹熊健太郎さんのココログ「ネットアナーキズムの時代」というエントリーを読み、しばし考える。



「冷戦の終結」とともに「日本型社会主義システム」も崩壊した。1988年から92年あたりの「バブル経済」が最後の火花だったのだろう。「格差社会」を支える「戦後最長の景気回復」によって、僕らはどんどん困窮し、追いつめられていく。保守リベラルが瓦解し、革命の幻想も薄れ、社民主義を標榜するミニ政党を支配しているのは頑迷なソヴィエト勢力で、かつての前衛党は組織を維持するためだけにダンゴムシのように硬直している。

残された道は「アナキズム」と「ファシズム」しかないという訳か。「緑」という選択肢もあるにはあるが、いささか旬を過ぎてしまったようだ。悔しいが、外山恒一は一定、正しかったようだ。



浅野史郎が「時事放談」で「有害ゲームは規制すべき」と発言したそうだ。「そら見たことか」と揶揄する声も聞こえてきそうだが、僕にとっては別段、想定の範囲内…というレベルだ。いかにリベラルであろうとも彼は確かに保守主義者であり、衆愚を取りまとめる牧羊官的な「官僚」の視点から降りてくる事はない。



では、なぜ浅野を担いだのか? 言うまでもなく、それは現在の政治の「退廃」を凝視し、わずかでも残る「可能性」に賭けたバクチだった。完膚なきまでに負けて、はじめて気づいた少数の人間は、今も蠢いている。

絶望の中で、真の意味での「プロ市民」が産声を上げたのだ。



……と、ここまで書いておきながら、無節操で無責任な僕は「お遊び」にも余念がない。



すべての変態とヲタとダメサヨは6月30日、秋葉原示威行動に結集する事をお勧めする!

ちなみに僕は、この行動の黒幕でも教唆者でもない! 単に、野次馬として合流するだけだ! 以上。




『6・30アキハバラ解放デモ』

http://akiba630.moemoe.gr.jp/