「神魂合体ゴーダンナー」*1

なんとなく、モードは「ケレン」だなー…とか思っていたら、とんでもないアニメにハマってしまいました。新婚さんが合体して戦う巨大ロボットアニメ。だけでなく。百合カップルが合体とか、女王様とM男くんが合体、とか。爆乳ロボとか。むやみに揺れる乳とか。胸の谷間からケータイ取り出す、とか。むやみにカコイイ台詞だけど、かなり計算されてたりとか。とにかく、いま第二シリーズなので、ぜひとも第一シリーズのDVD購入をお勧めします。

この作品、スタッフが資金をかき集めて「作りたい作品」を思う存分作っているそうで、常に資金難で中止のリスクを負っているそうです。東京都や経産省の「コンテンツ振興」では、間違いなく捨て置かれる作品。けれど、それこそが日本アニメの底力なのだと、慎太郎や純一郎は永久に気づかないかもしれない。

http://www.sensenfukoku.net/policy/anime/index.html
なんかを読むと暗澹とした気分になる。
「作り手の思いが優先するとリスクが大きい」…って、どゆこと?!そうやって、何もない荒野からジブリ押井守が突然開花したかのような「神話」を作り上げることと、「制作者に満足な支払いがなされていない」という問題をしたり顔で憂う態度こそが、悪質なダブルバインドじゃないのか。

庵野秀明の「キューティーハニー」も、アニメ版の方はかなり期待している。予告編を見る限り、庵野さんも「ケレン」を強く意識しているようだ。こんな時代だからこそ、中途半端な「エセリアル」より「カブキ」の猥雑さ、豊かさを追求することに期待したい。