チェチェンゲリラに同情はしないけれど。

今回のテロは、結果的には最悪の惨劇になってしまった。どんなに伝えたいことがあっても、弱い者の命を盾にしてなされる要求は、誰にも理解されない。プーチン政権がやってきた非道が、こんなことで相殺されてしまう。テロリズムから平和は絶対に訪れない。戦争は次の戦争を準備する機関である以上、受け入れるわけにはいかない。
けれど、もにょります。
テロとの戦い」を叫ぶ為政者がおしなべてジェノサイドを繰り返すセカイにあって、僕やあなたが
「やっぱりテロはいけないよねー、怖いよねー」
とヒトゴトのように語るなら、やはり自らが、近親者がテロの犠牲になる可能性は永久に消えない。すべてがヒトゴト、タニンゴト。それを面白おかしく披瀝したり、あらぬ陰口で憂さを晴らす連中がいる限り、僕自身がそいつらに恐怖を与えてやりたい…という欲望も消えない。テロリスト上等。