人と逢う、話す。

johanne2005-10-31

出かけていって、人と話す作業自体が、焦燥感や無力感という病の有効な治療法だったりする。



金曜日には社民党主催の憲法問題の集会に出かけた。保坂展人衆院議員への挨拶がてらだったのだが、期待していた以上に様々な人と話すことが出来た。とりあえず、飲み会の席で石坂啓森達也鈴木邦男という面子を前に「ツンデレ萌え」の講釈をするという展開。「まぁ、ものすごく簡単に表現すると『辛淑玉タンハァハァ』という嗜好です。」という説明で伝わったかどうかは定かでなく。

石坂先生は20年近く前にたった一度だけものすごく使えないアシスタントをやらかした恥ずかしい過去をしっかり憶えていて下さり。その後は酩酊して、森達也さん相手に北朝鮮拉致問題の鬱憤をぶちまけ号泣などというお決まりのコースで自爆。



土曜日は伊藤剛id:goito-mineralさんの新刊「テヅカ・イズ・デッド」刊行記念のトークライブ&サイン会へ。定員60名のチケットが2日前にゲットした時点で59番目。東浩紀夏目房之介両巨頭のゲスト効果と思いきや、来場者が手にしている本はほとんど「T.I.D.」。僕は未だに読み始めることすらできないでいるのだが、周囲やウェブでの評価は上々。

テヅカ・イズ・デッド ひらかれたマンガ表現論へ

テヅカ・イズ・デッド ひらかれたマンガ表現論へ

トークライブ終了後、二次会、三次会までなだれ込む。スクエニの編集・萩原さんや更科修一郎氏、竹熊健太郎さんや永山薫さんらとこちゃこちゃ歓談。



名だたる人物との会話は楽しいし、嬉しいし、おおいに刺激を受ける。しかし、そこから立ち返って再度自分と対峙する作業までが一連のプロセスな訳で。さて、自分は何者なのか、どの程度の存在なのか、どこまで高みを望めるのか。目前の仕事を上げてからまた、積み重ねていこうか。